今回の記事では、東京ディズニーランド/東京ディズニーシーにあるアトラクションのすごい仕掛け・仕組み・技術をイラストで解説していきます。
- ロジャーラビットのカートゥーンスピン:インスタント穴の仕組み
- モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”:ブーの部屋に繋がるドアの仕組み
- プーさんのハニーハント:夢を見るプーさんが浮かぶ仕組み(1)
- プーさんのハニーハント:夢を見るプーさんが浮かぶ仕組み(2)
- タワーオブテラー:シリキウトゥンドゥの人形が消える謎の仕組み
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ロジャーラビットのカートゥーンスピン:インスタント穴の仕組み
まずは東京ディズニーランドにあるアトラクション、「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」の不思議な仕掛けをご紹介。
何もない壁に突如穴が出現するこのシーン。
これはどういう仕組みなのでしょうか?
実は、壁にはもともと穴が空いています。
「インスタント穴」と「壁に空いた穴」をレニー(車)が通り抜ける形となっています。
しかし、実際現地で見てみると壁に空いている穴なんて見えませんよね。
実は壁にある穴の周りは、鏡になっているんです。
鏡が周りの壁を写すことで、あたかも「穴の後ろも壁が続いている」かのように見せているんです。すごい仕組みですね!
(ちなみに、ロジャーによってインスタント穴が壁に貼られると、鏡は壁の中に差し込まれる形で姿を消します)
モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”:ブーの部屋に繋がるドアの仕組み
続いては東京ディズニーランドのアトラクション「モンスターズインク ライド&ゴーシーク!」より、最後のブーの部屋に繋がるドアの仕組みをご紹介。
実はこちらも、先ほどのインスタント穴と同じ仕組みを利用しています。
ドアの向こうには、本当にブーの部屋があります。
両サイドを鏡で覆って隠すことで、「後ろには壁が続いている」と錯覚する仕組みになっているんですね。
プーさんのハニーハント:夢を見るプーさんが浮かぶ仕組み(1)
続いては東京ディズニーランドのアトラクション「プーさんのハニーハント」より、夢を見るプーさんが浮かび上がる仕組みを解説します。
このシーンのプーさんは、どのような仕組みで浮かんでいるのでしょうか?
この仕組みは、ホーンテッドマンションのダンスホールと同じです。
Try!
夜、ガラスの前に立ってみてください。
お部屋が暗いと、当然外の夜景が見えますよね。
しかし、部屋の電気をつけると…自分の姿が反射して映るはずです。
ガラスの向こうに、半透明の自分がいるようにも見えますね。
プーさんのハニーハント:夢を見るプーさんが浮かぶ仕組み(2)
「プーさんのハニーハント」の夢を見るプーさんは、この鏡の効果を応用した仕組みとなっています。
プーさんが夢を見るシーンは、横から見るとこのような形になっています。
左にいるプーさんAのお部屋を暗くし、右(ゲストの頭上)のプーさんBがいるお部屋を明るくすると…
プーさんBが、ゲストの前の鏡に映り込みます。
代わりに、暗い部屋にいるプーさんAは暗闇に紛れて見えなくなります。
タワーオブテラー:シリキウトゥンドゥの人形が消える謎の仕組み
続いては東京ディズニーシーのアトラクション「タワーオブテラー」のプレショーより、シリキウトゥンドゥの人形が消える謎の仕組みを解説します。
一瞬あたりが暗くなった隙に消えるシリキウトゥンドゥ。
シリキウトゥンドゥはどこに行ってしまったのでしょうか?
こちらの仕組みはシンプル。
シリキウトゥンドゥは、一瞬の暗闇を利用して下に落ちているんです。
消える直前シリキウトゥンドゥの目や周りが光るのは、暗闇に目を慣れさせない効果も狙っているのかもしれませんね。
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