香港ディズニーランドにホーンテッドマンションがない秘密【ディズニーランド_アトラクション】
2007年、イマジニアたちは中国のディズニーランドにもホーンテッドマンションを建設する計画を立てました。
調査を進めていく段階で、香港の死者に対する文化はアメリカとは少し異なっていることがわかります。
彼らにとって死者は「近づくことなく崇める、敬意を払うべき存在」というイメージが強く、本家の「楽しく歌うゴースト」のイメージはあまり受け入れられない可能性があったのです。
そこで「死者」の側面が強い本家とは異なり、「不思議なアイテムで怪奇現象が次々と起こる」というユニークさを強調したストーリーに。
その結果「ホーンテッドマンション」の代わりに、「ミスティック・マナー」というアトラクションが登場しました。
このアトラクションは、世界中の珍しいものを集める大富豪ミスティック卿の邸宅が舞台。
彼の収集品の一つである呪われたオルゴールによって、ゲストが怪奇現象に巻き込まれる…というストーリーです。
国の文化に合わせたリニューアルによって、ミスティック・マナーは大人気のアトラクションになったのでした。
このエピソードについても詳しく解説されている書籍「ホーンテッドマンションのすべて」
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