【スプラッシュマウンテン】時空を超える？入り口に隠された演出【東京ディズニーランド_ストーリー】

スプラッシュマウンテン_南部の唄_サムネ

東京ディズニーランドにあるアトラクション、スプラッシュマウンテン。
今回はこのアトラクションのQライン(待ち列)に隠された、 時空を超える？演出の話をします。

まずは、スプラッシュマウンテンの入り口をご覧ください。
入ってすぐの場所には、水車があります。

これは一体なんなのでしょうか？

スプラッシュマウンテン_南部の唄_タイムスリップ

実は、スプラッシュマウンテンの入り口はリーマスおじさんの水車小屋をイメージしているんです。
リーマスおじさんとは、 原作「南部の唄」で子どもたちにおとぎ話を聞かせる人間のおじいさんのこと。

ところで、うさぎどんたちは原作においてどういう存在なのかをご存知ですか？

実は彼らは、 リーマスおじさんが子どもたちに聞かせたおとぎ話の存在。
原作本編の中でも「架空のもの」として描かれる、 リーマスおじさんのイマジナリーフレンドのような存在なんです。

(本編のラストでは 「架空の存在だったはずのうさぎどんが現実に現れる」 という素敵な展開がありますが、それはまた別の機会に…)

このアトラクションの待ち列では、こんな声が聞こえますよね。

（一部を抜粋）

「おじいちゃん、うさぎどんのお話しして？」

「スプラッシュマウンテンでうさぎどんがした、冒険のお話だよ！」

「なに？うさぎどんの話か。そうさなぁ…やつの冒険は昨日や一昨日のことじゃあない。ずっと、ずっと、昔の話じゃ。」

この「おじいちゃん」は、おそらくリーマスおじさんだと思われます。

おとぎ話の読み聞かせの始まりを思わせるやりとり。
おじいちゃんのこの言葉を皮切りに、ゲストは「昔」の世界に足を踏み入れます。

スプラッシュマウンテンの入り口はまだ、 動物が話すことのない「人間の世界」。

「おじいちゃん」がおとぎ話をはじめたことで、ゲストは「おじいちゃん」が考えた 「動物と人間が仲良く暮らすずっとずっと昔の世界」 に迷い込むのです。

スプラッシュマウンテン_南部の唄_タイムスリップ

ずっとずっと昔の世界では、人間と動物が会話をすることもできました。
だから、おじいちゃんの声が聞こえた直後にふくろうどんが話しかけてくるのです。

時空を超えているもう一つの証拠として、 「辺りの地形の変化」が挙げられます。

スプラッシュマウンテン_南部の唄_タイムスリップ

入り口は小屋のようなデザインだったのに、内部はまるで洞窟のようですよね。

スプラッシュマウンテン_南部の唄_タイムスリップこれも 「小屋でお話を聞いている間に、別の世界に迷い込んだ」 ことを表しているのだと考えられます。

急降下することで海賊のいた時代にタイムスリップする、 カリブの海賊。
絵本に足を踏み入れることで、絵本の世界に迷い込むプーさんのハニーハント。

それらのアトラクションと同じように、スプラッシュマウンテンに入ったゲストは現実世界から一瞬で不思議な昔話の世界に迷い込んでいたんですね。

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