今回の記事では、東京ディズニーランド/東京ディズニーシーにあるアトラクションのすごい仕掛け・仕組み・技術をイラストで解説していきます。
- ホーンテッドマンション:プレショーの首吊り死体の仕組み
- ホーンテッドマンション:プレショーのストレッチングルーム・伸びる絵画の仕組み
- インディジョーンズアドベンチャー クリスタルスカルの魔宮:なぜあんなにも激しく揺れる?オフロード車に隠された秘密の仕組み
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ホーンテッドマンション:プレショーの首吊り死体の仕組み
「私ならこうやって出るがな?」
天井に突如現れる首吊り死体。
これはどうなっているのでしょうか?
実は、ゲストが天井だと思っているのは「紗幕(しゃまく)」と呼ばれるダミーの天井。
実際は、そのさらに上に死体がある空間があります。
ここで、「紗幕」の性質について解説します。
紗幕は、片方から照らすと物体が透けて見えます。
しかし、照らすのをやめると透けなくなります。
「私ならこうやって出るがな」のあと、死体側の空間が明るくなります。
明るくなると、紗幕が透け、ゲストから死体が見えるようになります。
その後死体側の照明が消え、再び透けない状態に戻るのです。
こうして 「死体側の照明がついているときだけ死体が見える」 という状態を作り出しているんですね。
ホーンテッドマンション:プレショーのストレッチングルーム・伸びる絵画の仕組み
「部屋が伸びているのか、それとも諸君の目の錯覚なのか…」
この部屋は、上にあがっている?下にさがっている?
結論から言うと、東京ディズニーランドでは上にあがっています。
最初、絵の下の部分は壁で隠れています。
部屋が上に伸びることで、隠された部分が出現するのですね。
ちなみに、絵の両サイドの額縁はトリックアート。
立体的な額縁に見えて、実はイラストなんです。
「東京では」と言ったように、アナハイムのディズニーランドでは逆に下へさがっています。
この理由は、アナハイムのパークの地形にあります。
アナハイムの地形上、ホーンテッドマンションの建物の上に別アトラクション「ディズニーランド鉄道」の線路を通らせる必要がありました。
入り口を地下にするわけにもいかないので、ゲストを途中で地下に行かせるためにこの部屋をエレベーターにしたのでした。
インディジョーンズアドベンチャー クリスタルスカルの魔宮:なぜあんなにも激しく揺れる?オフロード車に隠された秘密の仕組み
次は、「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」。
ゲストが乗車する車に隠された、意外な仕組みについてです。
乗車中、グラグラと激しく揺れるアトラクション。
さぞコースもデコボコしているのだと思ってしまいますが…
道自体は、割と平らなんです。
実は、ゲストが乗車する車は座席部分だけが別途稼働する仕組みになっています。
上部分だけが揺れ動き、下部分は普通に平面を走ります。
あの激しい揺れは、コースを走る車のスピードではなく車自体によって引き起こされていたんですね。
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