今回は、東京ディズニーランドのアトラクション「ホーンテッドマンション“ホリデーナイトメアー”」のさまざまなトリビアについて解説します。
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- ストレッチングルームの絵の秘密
- ガラスが割れる音の正体
- Qラインにいる謎のカエル
- ゼロが浮かぶ廊下の秘密
- 舞踏会にお菓子の家?
- 舞踏会にある壊れたソリ
- 舞踏会にいるあの2人は○○を狙ってる!?
- 社交ダンスの秘密
- 屋根裏部屋にいる蛇の秘密
- たくさんの墓
- 墓場の天使
ストレッチングルームの絵の秘密
ホリデーナイトメアーになると、伸びる部屋(ストレッチングルーム)の壁に飾られた絵画が変化します。
実はこの絵画、普段の絵と入れ替えて設置されているわけではありません。普段の絵を隠す形で、上からホリデーナイトメアー版の絵を重ねて設置しているんです。
普段飾られている絵を外すとなると、大変な手間がかかります。
そのためホリデーナイトメアー版は普段の絵よりも一回り大きいサイズで製作し、重ねる形で設置できるように設計したそうです。
つまりホリデーナイトメアー中も、綱渡りをしている女性などをはじめとしたおなじみの絵画は後ろに残っているということですね。
ガラスが割れる音の正体
ストレッチングルームでは、部屋が伸びる直前にガラスの割れる音が聞こえます。
なぜガラスの音がするのでしょうか?
意外と気づきにくいですが、ホリデーナイトメアー版の絵は通常版とは違い、最初はステンドグラスの形をしています。
ステンドグラスが割れて上下に離れていき、中からジャックたちの絵が出てくるのです。
つまりガラスが割れる音は、部屋が伸びるにしたがってステンドグラスが割れた音。 通常版にはない演出のため、意外と知らなかった人も多いのではないでしょうか。
Qラインにいる謎のカエル
ホーンテッドマンションのQライン(待ち列)には、謎の壺とカエルの入った容器が置かれていますね。
実はこれらは、映画に関係するもの。作中、フィンケルシュタイン博士に毒を盛る際にサリーがカエルの息とイヌホオズキを使用しましたよね。あそこで使われたカエルとイヌホオズキが、ここに置かれているんです。
ゼロが浮かぶ廊下の秘密
どこまでも続く廊下には、ゼロが浮かんでいます。
そしてその前には、彼へのプレゼントとなる骨が置かれています。
プレゼントとその先にいるゼロにのみ目が行きがちですが、実はそれ以外にも凝った装飾が施されていることに気が付きましたか?
廊下の周りの装飾をよく見てみると、至る所に骨のイメージが取り入れられています。
プレゼントだけでなく、空間そのものがゼロのために彩られているんです。
ゴーストホストのアナウンスでも、「いやはや見事に飾り付けたものだ」と語られていますね。
舞踏会にお菓子の家?
舞踏会のシーンでは、テーブルに毒入りケーキが置かれていますよね。
実はここのケーキ、本家だとさらに大きなお菓子の家に変わるんです。
しかもこちらは、本物のケーキ。料理のプロである調理部が製作しています。
そしてさらに、このケーキは毎年まったく違うものに変化するんです。
ホーンテッドマンションやナイトメアー・ビフォア・クリスマスのキャラクターをモチーフにしており、どれもかわいらしいものばかり。
その上普通のケーキとは違い、動いたりもするんです。
毎年どんなケーキが出てくるか楽しみですね。
舞踏会にある壊れたソリ
本家の舞踏会のシーンの右側をよく見ると、壊れたソリが置かれています。
実はこれは、ジャックが残したソリ。ジャックがここから入ってきたということを表しています。
ジャックにとってはこの部屋こそが屋敷の入り口。この部屋から、順に飾り付けをしていったのです。
さらにこのソリの近くを見てみると、プレゼントがどんどん屋敷の中に入ってくるのが見えます。
これは、ジャックが持ってきたプレゼントがソリから逃げ出して屋敷の中に入ってきていることを表しています。
舞踏会にいるあの2人は○○を狙ってる!?
舞踏会のシーンでおなじみ、銃の撃ち合いをしている2人の絵画。
実はこの2人、ホリデーナイトメアになるとある設定が加わるんです。
それは、「2人はゼロを狙って撃とうとしている」というもの。
彼らは、空中をはしゃぎながら飛んでいるゼロと攻防戦を繰り広げているそうです。
たしかにホリデーナイトメアーの場合、この近くにはゼロが飛んでいますね。
社交ダンスの秘密
舞踏会には、社交ダンスをしている亡霊たちがいますね。
通常の社交ダンスは男性が女性をリードしますが、ホーンテッドマンションで社交ダンスをしている亡霊たちは女性がリードしています。
その理由はイマジニア曰く、「ゴーストだから」とのことです。
屋根裏部屋にいる蛇の秘密
屋根裏部屋にいる大きな蛇は、いい子悪い子リストを咥えています。
彼のリストには、映画やアトラクションづくりに関わる人々の名前もあります。
たとえば、映画監督のティム・バートン氏やイマジニアのスティーブン・デイヴィソン氏の名前があります。彼らは「悪い子」に分類されているようです。
ほかにもさまざまなスタッフやスタッフの両親、飼い犬の名前まであります。
たくさんの墓
墓場では、たくさんのお墓を見ることができますね。
このお墓も、ホリデーナイトメアーになるとリボンで可愛らしく飾り付けされます。
これらのリボンは、屋根裏部屋にあるたくさんのプレゼントを作った際に余ったリボンを使用しています。
お墓には、WDIのデザイナーやその両親、飼い犬の名前が刻まれています。
墓場の天使
墓場のシーンでは、頭がジャックオランタンになった氷の天使たちがいます。
この天使たちは、映画に登場する女神の像をモチーフにしています。
また、この天使たちは当初のイメージだと冷気を吐く予定だったそうです。