ナヤのディズニー・ピクサーブログ

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【ソアリン】プレショーの動く絵の仕組みをイラストで解説【ディズニーシー_アトラクション】

ソアリンの動く絵の仕組みを解説-サムネ

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今回はディズニーシーのアトラクション「ソアリン」のプレショーで見られる、不思議な動く絵(肖像画)の仕組みを解説します。

ごく普通の絵画かと思いきや、突如動き出すカメリア・ファルコ。

この不思議な絵に、誰もが驚かされたことでしょう。

このプレショーの動く絵は、一体どのような仕組みとなっているのでしょうか?

ディズニーシー_ソアリン_絵の仕組み-カメリアの絵が見られるプレショー

 

 

動く絵の仕組み自体は、一言で言えば「カメリアの映像がスクリーンに投影されている」となります。
しかしその一言で言い切ってしまうのはもったいない、あるこだわりが隠されています。

このシーンの不思議なところは、絵画が動き出すところだけではありません。

プレショーが始まる前はどの角度から見ても普通の絵だったのに…

ディズニーシー_ソアリン_絵の仕組み-斜めから見ても平面的なカメリアの絵

プレショー開始後は、カメリアと背景の絵の間に奥行きがあるところも不思議なのです。

プレショー中、見る角度を少しだけ変えてみてください。

カメリアが、背景の絵とは独立して飛び出していることがわかります。

ディズニーシー_ソアリン_絵の仕組み-斜めから見ると飛び出しているカメリアの絵

この奥行きが、よりカメリアをリアルで生き生きとした存在に見せています。

どのようにして、この仕組みを実現しているのでしょうか?

 

カメリアの絵画は、横から見るとこのようになっています。

一番後ろには、背景だけが描かれた絵画が。

その手前には、透明なスクリーンが置かれています。

そして、そのスクリーンにカメリアが投影されています。

ディズニーシー_ソアリン_絵の仕組み-カメリアの絵を横から見た図

プレショーが始まる前は、背景の絵画を照らす照明が消えています。
つまり、この状態ではゲストから背景の絵画は見えていません。

そしてスクリーンには、カメリアと背景両方の映像が投影されています。

ディズニーシー_ソアリン_絵の仕組み-カメリアの絵を横から見た図(プレショー前)

カメリアと背景の両方が一つのプロジェクターから投影されているので、どの角度から見ても1枚の絵画にしか見えません。

ディズニーシー_ソアリン_絵の仕組み-カメリアの絵を横から見た図と正面の絵(プレショー前)

 

 

ここで、プレショーが開始されると…

プロジェクターの映像は、「カメリア+背景」から「カメリア単体」に切り替わります。

ディズニーシー_ソアリン_絵の仕組み-カメリアの絵を横から見た図(プレショー中)

それと同時に、背景だけが描かれた後ろの絵画の照明が点灯。

ゲストは「カメリア+背景」の映像を見ていた状態から、「映像のカメリア+実際の背景の絵」を見る状態となります。

ディズニーシー_ソアリン_絵の仕組み-独立したカメリアと背景の絵

映像のカメリアと後ろの背景の絵は独立しているため、見る角度を変えると奥行きがあるように見えるのです。

ディズニーシー_ソアリン_絵の仕組み-斜めから見ると飛び出しているカメリアの絵

あまりにも自然かつリアルなため、仕組みを知っていても驚かされますね。

昔から現在まで生き続ける、ディズニーの素晴らしい技術力に驚かされる演出でした。

ほかにもこのブログでは、さまざまなディズニーアトラクションの仕組みを解説しています。
こちらもぜひご覧ください。

haramakikny.hateblo.jp

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ソアリンのプレショーで見られる、不思議な絵画の仕組みでした。