出典:ピクサー「ウォーリー」「カールじいさんの空飛ぶ家」
この記事では、ディズニー/ピクサー映画に登場する社畜極まりないヴィランズ(悪役)たちを紹介します。
▼part1
▼動画バージョン
1.オートパイロット(WALL・E/ウォーリー)
出典:ピクサー「ウォーリー」
社畜ポイント
- 255500連勤
- 上司に従っていたらいつの間にか悪人になっていた
- 上司の全責任を押し付けられて殉職
WALL・Eの舞台は、人々が汚染された地球を離れ宇宙船で暮らすようになった未来。
そんな宇宙船に取り付けられたロボットである彼は、700年間1秒も休まず働き続けてきました。
この時点でどう考えても働きすぎですが、本当のブラックさは本編からです。
画像出典:ピクサー「ウォーリー」
WALL・Eの話は複雑なので、ここではオートの置かれた状況だけをザックリ解説します。
オートは、700年前の上司に指示された命令のもとに今まで過ごしてきました。
しかしその命令が、今の上司に指示された命令と矛盾。
700年前上司に従った結果現上司と対立するハメになり、結果悪役となってしまった不憫すぎる悪役です。
彼の悲しい点は、本人は何も悪くないところ。
たとえそれが悪だとしても、彼はロボットなので昔の上司の命令に従うしかなかったのです。
700年連勤で働き続けた挙句上司の責任を押し付けられあえなく殉職してしまう、なんともかわいそうなキャラクターでした。
2.ゴーファー(WALL・E/ウォーリー)
出典:ピクサー「ウォーリー」
社畜ポイント
- 255500連勤
- 上司に従っていたらいつの間にか悪人になっていた
- 上司の全責任を押し付けられて殉職
- 名前の意味が辛辣
オートの話をしたならゴーファー(画像真ん中)の話もすべきでしょう。
彼はオートの手下であり、オートと同じように上司同士の板挟みにあうロボットです。
オートvs現上司の闘争に巻き込まれ、上司に無自覚で蹴り飛ばされて死んでしまいました。
ちなみにゴーファー(gofer)とは英語で「パシリ」の意。
700年間パシリ呼ばわりされたあげく上司のキックで殉職してしまう、なんとも可哀想な悪役でした。
3.チャールズマンツ(カールじいさんの空飛ぶ家)
出典:ピクサー「カールじいさんの空飛ぶ家」
続いての社畜は、「カールじいさんの空飛ぶ家」のチャールズマンツです。
社畜ポイント
- 数十年間崖の上に暮らしてタダ働きしている
- 職務を全うしようとしたらいつの間にか殺人鬼になっていた
- 職務を全うしようとしたらいつの間にか死んでいた
彼はかつて、アメリカの名高い冒険家でした。
しかし、ある日披露した珍しい鳥の骨を「ニセモノ」呼ばわりされ、冒険家の資格を剥奪されてしまいます。
プライドを汚されたマンツは、こう宣言しました。
出典:ピクサー「カールじいさんの空飛ぶ家」
「今度はあの鳥を、生きたまま連れて帰る。それまでは決して戻らない」
そして彼は、現在の94歳まで山ごもり生活を続けてきたのでした。
70年間一度も国に帰らずに、です。どう考えても働きすぎです。
鳥探しに人生の9割を捧げたマンツ。
かつて人々を沸かせた彼は、山を訪れる冒険家を皆殺しにする殺人鬼となってしまいます。
「この山に来る人はみんな鳥を奪いにきている」という思い込みに囚われ始め、横取りされないようにと始末するようになってしまったのです。
出典:ピクサー「カールじいさんの空飛ぶ家」
主人公カール&ラッセルを追いかける果てに死んでしまう彼。
冒険家の職務を果たすために人里離れ、いつしか殺人鬼となり、殉職してしまう姿は社畜の鏡と言っていいでしょう。
マンツの熱く虚しい生き様については、こちらの記事で詳しく紹介しています!
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