あなたは、こんなディズニー映画のオープニングに見覚えがありますか?
ティンカーベルが飛んできて、シンデレラ城の周りを飛び回る。
最後に、画面の中央で杖をポンと振って去っていく。
もし見覚えがあるとしたら、それはパラレルワールドの記憶かもしれません。
このオープニングは、世界で何人もの人が「見たことある」と証言しています。
しかし、このようなオープニングは実際には存在しないのです。
ディズニー映画のオープニングにティンカーベルが出てきたことはこれまでに一度もありません。
このように、ないはずの記憶を多くの人が持っている現象をマンデラ効果と呼びます。
ディズニー以外だと、このような例が挙げられます。
- 世界地図において、オーストラリアは日本の真下よりちょっと右側だったはず(実際には日本のほぼ真下)
- ファンタには昔からゴールデンアップル味があったはず(実際にはそのようなフレーバーはない)※2002年に発売されたのは、この都市伝説をもとにしたもの
マンデラ効果は、他にもさまざまなものがあります。
スターウォーズのEP8が公開されたとき、「C-3POは全身黄色だったのに突然右足が銀色になった」という声が多数聞かれました。
しかし、C-3POの右足は第一作目の頃からずっと銀色なのです。
「ミッキーマウスのズボンにはサスペンダーがついていた」という記憶を多くの人が持っています。
しかし実のところ、サスペンダーがついていたことはどの時代にもありません。
存在しない事実を多くの人が記憶している、奇妙な現象。
この現象のメカニズムは、いまだ謎に包まれており…
中には、「パラレルワールド間を移動した人が持つ記憶なのでは」と考える人もいます。
あなたの記憶は、もしかしたらこの世界の記憶ではないのかもしれません。
マンデラ効果のお話でした。