ディズニーシーのアトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」。
シーライダーのプレショーにおける「チヂミニウムの縮小プロセス」では、大きなシーライダーが一瞬にして小さくなる不思議な現象が見られます。
このプレショーのシーライダーは、一体どんな仕組みになっているのでしょうか?
ゲストが最初に入って見る、大きな状態のシーライダー。
実はこのシーライダーの中は空洞になっていて、中に小さなシーライダーが格納されています。
ここで、プレショーが始まります。
縮小プロセスが開始されると周りから泡が噴き出てきて、中の様子が確認できなくなります。
その一瞬の隙を見計らって、小さなシーライダーに被さっていた大きなシーライダーの模型のみが上に上がります。
泡が消えると、中に隠れていた小さなシーライダーのみが残ります。
このような仕組みで、シーライダーが小さくなるのです。
ちなみにシーライダーは水に浸かっているように見えますが、実際にはゲストがいる場所同様に空気しかない空間となっています。
水槽を前から見ると、こうなっています。
水槽の壁部分が二重構造になっており、ここのみに水が溜まっています。
そして、縮小プロセスの際はこの部分だけに泡が吹き出てくるのです。
水槽の外にいるゲストから見ると、シーライダーは水の壁に覆われています。
そのため、あたかもシーライダーが水の中にあるように見えます。
水の中で大きなシーライダーの移動を行うと、水の重みなどでスムーズな変換が難しくなります。
しかし中が空気であれば、より円滑にシーライダーを移動させることができますよね。
この仕組みは、海底2万マイルでも採用されています。
海底2万マイルの仕組みについては過去のブログ記事等でも触れていますので、こちらもぜひ以下からご覧ください。
チヂミニウムによってシーライダーが小さくなるプレショーの仕組みでした。
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